フィルム厚みのむら:ダイ調整前の確認事項

ばらつきの方向を特定し、工程を安定させてから、記録を残して少量ずつ調整します。

ばらつきの特定

フィルムの長手方向に厚みが変化する場合は、供給、押出、引取の安定性を確認します。バブル周方向に繰り返し差が出る場合は、ダイ、周方向の温度、冷却分布を評価してください。すべての厚みの問題がダイリップの隙間に起因するわけではありません。

安定化と測定

測定方法とサンプリング位置を確認します。材料、温度制御、冷却空気、バブルの状態を確認し、調整前の厚み分布を記録してください。工程が安定するまで待ちます。回転や揺動によって、フィルム上の測定位置とダイの位置関係が変化することがあります。

正しい調整方法を使用する

調整機構やボルトの機能はダイの設計によって異なります。訓練を受けた担当者が、取り付けられているダイに指定された手順と運転条件を用いてください。少量ずつ変更し、応答が落ち着いてから再測定します。図面がない状態や別の図面に記載されたボルト番号・回転方向を、そのまま適用しないでください。

保守が必要な問題の見極め

繰り返し調整しても改善しない場合は、サービス担当とともに温度制御、汚れ、損傷を調べてください。清掃や修理には、指定された停止、圧力解放、エネルギー遮断の手順が必要です。調整部を無理に動かしたり、加圧されたダイを分解したりしないでください。

再現可能なトラブル対策記録を残す

一定の方法でサンプリングし、樹脂ロット、フィルム幅、測定位置、機械の運転状態を記録します。一度に変える要因は一つとし、工程が安定してから再測定してください。バブル周方向にばらつきが繰り返す場合は、温度、冷却、ダイの状態を適切な知識に基づいて点検します。他機種の温度やダイ隙間の設定をそのまま使用しないでください。関連情報: 多層インフレーション成形機ラインアップ または 機械とフィルムの詳細を送信 適合性についてご相談ください。